ポズナン

ポズナン

ポズナン観光情報

ポーランドの西部に位置するポズナンは、ポーランド最古の都市といわれる町。1025年から1569年までポーランド一帯を治めていた「ポーランド王国」の最初の首都があった町で、17世紀の三十年戦争や18世紀に勃発した北方戦争に巻きこまれて荒廃するまで、政治、経済、学問などの中心地として栄えました。ポーランドの他の主要都市同様、ポズナンも第二次世界大戦の際、ドイツ軍とソ連軍の激しい戦いの舞台となり、市街地全体の約55パーセントが破壊（旧市街に至っては90パーセントが破壊されたといわれます。）されるという悲運にあっていますが、戦後に目覚ましい復興を遂げました。

現在の人口はおよそ58万人。ポーランドではワルシャワ、クラクフ、ウッチ、ヴロツワフにつぐ五番目の都市として、商業はもちろん、世界各国から観光客が訪れる観光の町としても栄えています。

ポズナンの観光スポット　ポズナンの見どころ

度重なる戦争により破壊されてしまったとはいえ、1000年の歴史を誇る町ポズナン、ポーランド最古のこの町には見所が沢山あります。特に、残されていた資料を基に出来る限り忠実に復元されたという旧市街広場には、十六世紀のルネッサンス様式の素敵な建物が立ち並び、往時の面影を感じさせてくれます。

カラフルな可愛らしい建物が並ぶ旧市街広場

ポズナンを訪れたら食べたいもの

ポズナンを訪れたら、是非食べたいものの一つがポーランド風クロワッサン「ロガル」。ホワイトポピーシードが練り込まれた生地で作られたパンに砂糖とナッツがトッピングされたずっしりとしたスイーツです。正式名称は「ロガル・シフェントマルチンスキ（Rogal świętomarciński）」。別名「聖者マルチンのクロワッサン」という、11月11日の「聖者マルチンの日」の前後になるとポズナンの町の至る所で見かける郷土菓子。100年以上の歴史を持つといわれるポズナン発祥の伝統スイーツです。

ポズナン名物ポピーシードなどが入ったポーランド風クロワッサン「ロガル」